にっきい

Winnyのにっきいのレビュー・感想・評価

Winny(2023年製作の映画)
3.3
めっちゃぷりケツな木竜麻生さん。

少し前から結構予告がやってて気になってた映画。
ただ主演があまり好きではない東出昌大なのでイマイチ乗り気ではありませんでした。

Winnyの開発は早すぎたのか?それとも遅すぎたのか?って話し。
Winnyの開発者金子勇さんが京都府警ハイテク犯罪課に逮捕された事で、ソフト開発者が逮捕されたらプログラマーが萎縮して新たなソフトの開発が滞る危機感から、7年半に及び裁判で闘い続けた話しなんですが、映画の中の京都府警の酷い事。
でも実際の京都府警もかなり酷い。
以前映画の時間に間に合わそうと京都駅を走って移動してた時、前に居た警官を避けたら「警察を見て逃げようとした」と不審者扱い。
エアコンの冷房が苦手で夏でもロンT着てるから麻薬使用を疑われ腕捲れと言われました。
また不注意で交通事故を起こした時、まず任意の取調べを受けたんですが、その時点で犯罪者扱いで「お前」呼ばわり。
それをやめて欲しいと申し入れても「お前みたいな(犯罪者)のはお前で充分や!」と怒鳴られ、「金や!金の話しをしてるんや!被害者に幾ら出せるんや!」と示談金にまで口を出してくる。
挙句「お前のせいでオレらがどれだけ動いたと思ってるんや!」と言い出す始末。
警察は国民の税金で仕事してるんだからお門違い。
そして最後には故意に事故を起こしたような供述調書に署名させられ、全面自供をでっち上げられました。
映画の中でも警察が作文した申述書を、さも本人が書いたように裁判の証拠品に提出したり、「認めてくれたらすぐ帰れるから」と罪を認めるように言いくるめたりしてました。
韓国映画の警察はクズですが、実際の京都府警も大差ないかも?
そんな感じで前半は京都府警の無茶苦茶な捜査・逮捕にむかむか。
後半は大好きな法廷劇になりました。
検察側が捜査資料を風呂敷に包んでるのは事実。
供述調書に署名しちゃってるので、調書を覆す事はほぼ不可能。
裁判自体が警察が原告になっている異常なもの。
如何に捜査の矛盾点を引き出し、逮捕が不当だったかを暴く法廷での駆け引きは見応えありました。
まあ長い裁判を映画の尺に収めるため、弁護側の攻めばかりしか描かれてませんでしたが。
当時は今ほどネット依存の社会になってなくて、事件の詳細は知らなくて漠然とWinnyは悪ってイメージでしたが、実際は全然違いました。

これのチケットを朝電車に乗る前に予約したんですが、その時は両隣が4〜5席は空いていたんです。
でも行ってみると1席空けて左隣におじさんが座ってました。
まあそれは良いんですが、前を通った訳でもないのに席に座ると凄く迷惑そうにこちらを見る。
いやいや先に席取ってるのこっちですから!




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2023年3月11日
鑑賞回:8:50〜11:10
劇場名:MOVIX京都
座席情報:シアター⑧ J-10
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:127分
備考:リピーター割引
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