東出昌大さん、三浦貴大さんW主演作。
監督・脚本を“松本優作さん”、脚本“岸建太朗さん”
配給はKDDIとナカチカ。
長らく応援している東出昌大さんはじめ、まさに重厚、骨太なキャスト陣で描かれる実話を基にした静かで鋭い法廷ドラマ。
“Winny”という名前は当時かなりニュースになっていたので知っているが、家にPCなどなく、携帯もいわゆる“ガラケー”でいまのスマホのようにPCと変わらないネット環境などなく、Winnyがどういうものでどういった事件なのかこの作品を観るまで知らなかった。
本作の主人公の一人、金子勇さんのこともこの映画ではじめて知りました。
ファイル共有ソフト・Winnyにはひろゆきさんが作った巨大掲示板“2ちゃんねる”も関係がある。
当時はTwitter(現X)などなく、この掲示板は人々の匿名での交流の場として非常に人気があった。
昔すぎて記憶が曖昧だが、当時の携帯ではPC用のサイトをスムーズに閲覧することが難しかった。
重たく、文字化けしたり途中でページが途切れたりするので一つのページを見るのに何度も読み込まなければいけない。
検索エンジンはヤフーが主流、グーグルは英語の羅列や文字化けがひどく、まだ日本には浸透してなかったように思う(少なくとも自分の周りでは)
PCがない自分の当時のネット環境はいまから考えればひどいものだったが、それでも2ちゃんねるはオカルト、ファッション系のネタスレが面白くてたまに頑張って見てました(笑)
当時はユニクロといえばダサいファッションの象徴だったんだよなー(2ちゃんでネタにされてた笑)
管理人のひろゆきさんはいまでは世界で大活躍されているが、当時は実在すら疑われるレベルの都市伝説的な謎の存在。
まさに蓋を開ければで、自分とさほど年齢が変わらない人だと知ったときには本当に驚きました。
死亡説がでたり…ドラゴンボールの作者・鳥山明先生の都市伝説的な噂も沢山あった(単行本やアラレちゃんなどに登場するガスマスクの姿から植物状態だなどという不謹慎なもの)
2ちゃんねるはアメリカの軍事企業?が買い取って人々を監視しているとか、ネットがいまほど発達していない時代にはまことしやかな噂が沢山飛び交っていた。
そういう整備されてない“無法地帯”もそれはそれで楽しかったが…。
映画・Winnyは俳優の役作りが凄まじい。
特にすごいなと思ったのは東出昌大さん、三浦貴大さん、皆川猿時さん。
東出さんの増量、腕を組む、メガネを直すなどの仕草。
メイクもあるとは思うが、横顔とかそっくり!
ちなみに劇中でかけているメガネは金子勇さん本人の遺品だとか…。
三浦さんもいつもの三浦貴大さんじゃないし、この味のある大阪のおっちゃん誰やったっけ?と思ったら皆川さんな訳で(笑)
用語が多くて少し難しく感じるが、とても分かりやすく丁寧に作られた作品だと思います。
〓映画・Winny↓
note.com/blueeternal02/n/n1e9d46292641
noteにさらに詳しく書いてあります。
ストーリー〜あとがきまでは完全ネタバレ、鑑賞後に読んでいただくことを推奨!
あとがき・感想(見たいなもの)からは私見です。
良かったら読んでみてくださいm(_ _)m