この事件について、もっと知りたいが、知れば知るほどイヤになるような気がしていた。でもアマプラで配信されたので、ありがたく見ることにした。
もっといやーな感じがする気がしてたのだが、元々の金子さんの気質なのか、東出昌大の力なのか、思ってたよりイヤな感じが少なく良かった。
イヤな感じとは「日本は天才を潰す」。
その経緯を見たくなかったのだ。
早すぎたんだろう。早すぎる人への対処が日本人は苦手なのだろう。新しいものを今自分の古い頭の範囲で処理する。新しいものを評価できないのは自分がそこまで賢くないからかもしれないという謙虚さみたいなものがない。新しいものを生み出した人に敬意が足りない。
これでは新しい優れたものが芽を出しにくいだろう。日本が停滞しているのは当たり前だ。
正直この事件のことは詳しく知らないし、技術的なことなど全くわからないが、映画を見て以上のような感想を持った。
東出昌大良かった。いい仕事にオファーされてる。どんどん良くなっていると思う。三浦貴大もいつも思うのだが、スターの息子として生まれ育ったはずなのに、普通の人を演じて似合っていて好感が持てる。
吹越満、渡辺いっけいも安定のうまさ。
