正義は孤独であり、孤独だからこそ意味を持つ。
孤独から逃れる為に正義を無かったものとし、同調圧力や競争心を糧に動く人々。孤独を貫く人々。
それぞれが対立すると個対集団になるのは必然である。
だからといってこの集団心理が逆になればいいと言うわけでもなく、集団で働く正義感ほど怖いものはない。正義は各々の目的、動機がある上で成り立つ。同じ動機を持つことはまずないが、皆小さな光を信じている。
運命は残酷で、結果が正義についてくるとは限らない。
けれど人はこの集団と一生戦わなければならないし、自分は戦うことのできる人間でありたい。
「12人の怒れる男」と並行して見ていたので、尚面白かった。
