Winnyのtakunのレビュー・感想・評価

とてもよかった。未来ある技術者が潰される理不尽さに、厭世的な気持ちになりかけたけど、ラストの前向きなメッセージで少しだけ救われることができた。現代においては、致し方ないことではあるが、この映画における金子さんのような気質の、理系研究者や技術者が、法的・倫理的な制約に、自らの時間などのリソースを割かなければならないことに対して、凄く勿体なさを感じてしまう。


例えば法律の条文とか、例えばバラエティ味の少ない報道番組とか、普段体温を感じづらい媒体から、強いメッセージ性や、意志を感じる瞬間が好きだ。