2002年に開発されたWinnyというP2Pファイル交換ソフトは、著作権侵害を助長するなど違法性が高いとして、2004年にソフト開発者が逮捕され、日本中に激震が走った事件の映画化
この事件のことを詳しく知らなかったのでとても面白かった。「ナイフで誰かが人を刺したからといって、ナイフを作った人を逮捕するのはおかしい」という例え話は、こういうソフトにもそのまま当てはまるのかどうかは、ちょっと疑問だけど、それはそれとして、開発者の金子勇さんに嘘の作文をさせて、不法行為を蔓延させる意図があったことにして逮捕するのはひどい。だまして嘘書かせるなんて、それ自体が詐欺とかにならないんでしょうか…。
あれからずいぶん経って、今ではすっかりYouTubeと配信に席巻された。今思うと過渡期のドタバタだったのかもしれないけど、それで一人の天才技術者が能力を十分発揮できず終わってしまったのは本当にやるせない。まさに時代に求められた人だったのにね。
