Winnyのnaoのネタバレレビュー・内容・結末

Winny開発者金子勇さんの、裁判の記録。

開発者、ソフト屋の純粋な想いが、杜撰な取り調べで踏み躙られ、そして、論理的とは言えない報道が世論を煽り、世論もそれに同調する。

でもマスコミなんてそんなもんだと思って接しないと、事実を見抜く、あるいは批判的に物事を考えようとする態度がどんどんなくなっちゃうような。

最高裁で無罪を勝ち取ったあとの、「誰かに責任を押し付けるのも、一つのやり方なんだけども、それでは物事が前に進まないので、私はこれまでのことを前向きに捉えたい」というコメントには痺れた。

徹底的に、滅私貢献の人なんだな、と思った。