【俺がお前をナイフで刺したら、このナイフを作った人を罪に問えるのか？】
世の中にまだスマホやサブスクがない頃。
日本にこんな人がいて、こんな事になっていたとは…。
この人が創作を出来ない間にYouTubeやLINEが海外で作られた。なるほど、日本が今みたいに衰退するわけだ。
子供の頃に義務教育として植え付けられるフツーという集団心理。巧みなメディア操作で出る杭を打つ社会。同調圧力。メンツばかり気にする公的組織。
法律の在り方を前提に、日本という国の取り除かなければいけない膿をこれでもかと見せられました。
実際にあった裁判という面で非常にリアリティを感じた法廷劇。
加えてミステリー要素を加えたエンタメ性も盛り込まれていて、実話物ながら最後まで飽きさせず観れる構成。
東出昌大、久々に観たけど抜群に上手い。
お子さんの事を考えると、決して彼の事を肯定するつもりは全くないが、役者としては今の日本の中ではかなり優秀。
個人的には好感度と知名度が高い大根役者使うなら、もっと彼を使って欲しい。まぁ日本のこーゆーとこも嫌い。だからエンタメも他国に抜かれまくる。
とにもかくにも、１つのエンタメ作品として非常に見応えありました。
可能性の芽を摘むような行為が無くなる国になる事を切に願うばかりです。
