やます

Winnyのやますのネタバレレビュー・内容・結末

Winny(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

うーん、難しい話

思いついて、作れるから作った。
山があったから登った…
その影響力や悪用されるリスクを考えなかったわけではないんだろうけど
性善説ありきというか…

個人で扱える宇宙だと、インターネットやパソコンの世界を捉えていたけど、
見えている世界よりももっと遥か広がっていて、悪く使う人もいて、制限することが難しい事とか、まだそこまで知識として追いついてなかった時代なのかなとも思った。
宇宙というのは言い得て妙な例えやなと。
そういう自由なところが良いところでもあるのにね、悲しい話だなあ

自分の考える範囲を超える人はやはり居るから、インターネットは怖いし、
その分新たな知恵もある
使い方次第で便利で豊かになるはずのものが「悪」としてしか捉えられず…。
もっと技術者として輝けた人だったんだろうに、勝訴を勝ちとれたけどその代償がでかすぎる…。

たった半年だけ、戦いから解放されて自由に技術者として生きられたんでしょうか
それが彼にとっての救いならいいなと思いました。

最後の映像みて、多くの時間をやりたい事ではないことに消費させられたはずなのに
未来の人のためにと飄々と語っていたのが、本当に純粋にプログラムを作ることや新しい技術を愛してる人だったんじゃないかと思いとても悲しかった。

出る杭は打たれる。
それって人の嫉妬や焦りからくる感情な気がするんですが。
未知のものを受け入れる、ルールを変えていかないとどんどんデメリットや悪だけがのさばる
ルールを敷くのは大変で技術に対して後手にまわってしまうの事が多いだろうけど、
人が便利になるための豊かな技術を犯罪や悪に利用させないことをもっと偉い人は考えて欲しい。

Winnyの作者が捕まったところで何も解決しない問題なのに、責任転嫁しすぎ。

なんかしんどなるわ
やます

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