いろどり

パヴァロッティ 太陽のテノールのいろどりのレビュー・感想・評価

4.5
滑らかでしなやかで品がある。パヴァロッティの声はまるでビロードのよう。映画俳優でもいけるくらい整った目鼻立ちのハンサムで、ユーモアのセンスもあるエンターテイナー。ギリシャ神話の神様役とか似合いそう。本作では、副題の太陽のテノールという例えがピッタリの親しみやすい笑顔と、うっとりするほどの美声を彼の人生とともに堪能できる。

声はスペイン語では女性名詞。声というものは嫉妬深くてワガママな女性のようなもの、という捉え方は何とも芸術的でセクシー。

1994年の3大テノール共演の舞台裏が見られて嬉しい。YouTubeでこのときの映像を何度も見てる。「O Sole Mio」が3人のわちゃわちゃが面白くておすすめ。

本作はパヴァロッティの人生が詰まっていて、パヴァロッティをもっと好きになれる。ロン・ハワード監督はこうゆう作品も撮るのね。やっぱりヒットを飛ばす有名監督が撮るとドキュメンタリーも面白い。そしてパヴァロッティは唯一無二の神の声!!
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