2005年 シンガポールのエリック・クー監督作。
3つのストーリーが絡み合いながら展開する愛の物語。
(3つのパートに分かれているわけではなく、エンドロールでこの3つのテーマだったのねと分かります)
●Meant to be
老夫婦で営んでいた雑貨店。妻が亡くなり生きる希望を失う男。医者である息子が手助けしている盲目で耳も聞こえない老女テレサの自伝を読むことを勧められ、人生が変化していく。
●Finding Love
ネット(ケータイ)で知り合い、恋に落ちる2人の女子高生、ジャッキーとサム。一途なレズビアンのジャッキーだが、サムは別の男とも付き合っておりジャッキーのSMSがウザくなっていく。
●So in Love
父と兄からFatty(デブ)と蔑まれながら、ビルの警備員をしている大食い&巨漢のヒゲ男。そのビルに勤める美しい女性に夢中でストーカー的に追っているが、純粋な想いを伝えようと手紙を書き上げる。
セリフはほぼ無く、コミュニケーションは、タイプライター、手紙、SMS、手話。
そこに、盲目でろう者のテレサの自伝(実話)が後半字幕で流れていきます。
だからこそ、じんわりと沁みる読後感。
ちなみにこのビジュアルは、Fattyヒゲ男が追っている女性と寝ている風の妄想シーンですが映画の中で記憶に残るほどではありません。笑;
※登場人物の中でFattyだけが、最後まで可哀想な存在なので、見終えてから見ると女神の微笑みのようにも見えますが。
可愛い女子高生の2人が夜酔っ払って広場の階段に寝そべるこのビジュアルの方が好きです。笑;
https://www.imdb.com/title/tt0463903/mediaviewer/rm3449531392
フリブール国際映画祭、ポルト国際映画祭、ゲント国際映画祭、ストックホルム国際映画祭、トリノ映画祭、東京国際映画祭等で受賞してます。