大銀行を左遷され故郷にある銀行で、監査の仕事をする事になったマーティ。監査をするうちにある不正に気付いた彼だったが、その事で危険に巻き込まれて行く事になる。アメリカ製のクライムスリラー。
真面目なクライムサスペンスなのに、いい加減な邦題で損をしていますね。
ビットコインや暗号通貨はチョロっと出て来ますが、ほとんど関係ありません。絵画にまつわるまつわるマネー・ローンダリングが主題。
カート・ラッセルさんも出演していますが、客寄せパンダ的な扱い。
それでも渋くて頑固親父を好演していて、存在感はあります。
ヘムズワース3兄弟の長兄、ルーク・ヘムズワースさんも主人公の兄役で出演しています。
冒頭に捕まっている所を見せたのは失敗じゃなかろうか…。あれで大体どのような展開になるか想像出来てしまう…。
画廊のオーナーのビッチぶりと、殺し屋の残酷さは物語に緊張感を与えていました。
疎遠だった家族関係の修復友人との交流や恋愛要素など、事件の他に色々と詰め込んでいますがちょっと雑多な印象。
こんな地方だから誰も気にしないって事なんでしょうけど、地方だからこそ似つかない画廊とか目につきやすそうだけどなぁ。
ヒロインは可愛いかったし、強引だけど結末も悪くは無いと思います。
まあまあ楽しめたクライムサスペンスでしたが、全体的にパンチ力に欠けていたのが残念でした。