孤独なおじさん2人がドイツ国内を車でふらふらする話。
ゆるやかな風の表現や音楽のチョイスがいい。穏やかな気持ちになる。
実際孤独なときって寂しいけど安らぐ瞬間も多いことを思い出す。
映写機を直してまわる旅の途中にいろいろな場所に行っていろいろなことをする。
久しぶりに親のもとを訪れたらすごく寂れててショックを受けたり、国境近くの小屋でケンカしたり。
そんな中で自分の過去と向き合い、また不確定な未来への不安を自覚していく。
そうした体験を経て2人は再びそれぞれの道を歩き出す。
変化を受け入れる勇気を持った今、彼らはもう孤独ではない。
それは「時間とともに(Im Lauf der Zeit)」あるということだから。
