サム・フリークスvol.7にて
家を出た母親、なんとか日常生活を続けようとする冷静な父親、残された二人の息子は母親と連絡をとろうと隠れて奔走するが…
両親や周りの人、環境の変化によって一番影響を受けてしまうのは育ち盛りの子供たち。それを"大人の問題"で済ませることはできない。母親に木を切り倒して欲しいだけならレオンも首吊りなんてしなかっただろうし、そりゃ幸せな一家の自宅に侵入してめちゃめちゃにしたくもなるよね
"なんでぼくらは普通の家族でいられないんだ？"と心の叫びを弟にぶつける兄、バービー人形を手にしても遊び方が分からないと号泣するレアの姿が目に焼き付いて離れない。それでも僕らの前にキツネは現れるし、何をしても0に戻せないのであればこれからも今の自分のまま生きていかなきゃならない。白い石がパッと映えるエンディングが最高で、これは何度でも見たい作品だと思った
思い出した作品
ハロルドとモード、小さな恋のメロディ、この最低な世界の終わり、普通の人々
