菩薩

やわらかい肌の菩薩のレビュー・感想・評価

やわらかい肌(1998年製作の映画)
3.4
チェンソーを用いてのバラバラ殺人がありましたと伝える報道番組にコメンテーターとして出演している佐川一政、俺の中で「お前が言うな!」と「説得力やべぇ…」とのせめぎ合いが発生した。バラバラ家族を再生させる為にテレクラで知り合った若い男と狂言誘拐を仕掛けて見せるおかん、をテレビ局を交え(長女が↑の番組のキャスターの為)狂言お誕生日会で迎え撃つ家族、であるが折角再結集したと言うのに各々手札を変えて好き勝手にヤリまくりでバラバラのまま。家族をバラバラに切り刻んだ娘と、母の温もりを求めるテレクラ野郎とが交わるラストに希望を見たいものだが、きっとここも最終的にはバラバラになるはず。FAXでぶん殴る→印刷用紙すら〜のとこ面白かった。町田康は一人で『血を吸うカメラ』みたいなことやったり眼球舐められたり頑張ってる。音楽が大友良英。
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