茜

イノセント・ドール 虜の茜のレビュー・感想・評価

イノセント・ドール 虜(1986年製作の映画)
3.6
出て来る奴ら皆が皆ムラムラしてるドスケベ映画。
フルチ先生こんな作品も撮ってたんですね…しかもこれが肝硬変という大病からの復帰作ってのがまた面白い。

事故でサックス奏者の恋人を失った女が執刀医を逆恨みして監禁する。
誰もが触れずにはいられない序盤、女の股にサックスを当てて演奏するという名シーンの発想に仰天。
海外版でこのシーンが描かれているポスターも見かけたし、やはり万国共通のインパクトなんですねぇ。

日本で言うロマンポルノみたいな作風で、とにかく終始エロばかり。
女性陣はしょっちゅう脱いでるしヘアもモロ出し、性的表現も割かし過激め。
フルチ映画といえばグロゴア!うじ虫!破壊される人体!だけど本作ではそれがすっかり陰毛!おっぱい!陰毛!おっぱい!に…。
真面目に観るようなもんでもなく、只々ムラムラしている人間達を観て笑って楽しむ映画という感じ。
まさかのオチにも笑ったけど結局「だから何なんだ」という感情が強い。
茜