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王の願い ハングルの始まりのSSのレビュー・感想・評価

3.0
言語大好き人間からすると、「私も仲間に入れてー!!」ってなるくらい、ハングル作りの工程が面白そうだった。
1つの文字体系を作れるなんていいな、楽しそうだな。
ややマルモイの世界を想起させられた。

と同時に、フィクションとはいえど、韓国が世宗王とハングルにどれだけ誇りを持ってるかも伺える作品。
ひらがなカタカナの歴史をテーマにした映画って(ググる限り)無いと思うんだが、
一方で韓国映画では類似作品がいくらかあって、その時点で、彼らにとって自慢の文字と王なんだろうなあと。
確かにハングルめちゃ使いやすいもんな。

因みにググったら、国字化されるのは王で言うと24代後だし、韓国で漢字学習が推奨されなくなったのは80年代ということなので、結構最近まで世宗王の「桃の種」は燻っていたということになるのだろうか。

さらに余談で調べてみたら、日本で大蔵経が版本で作られたの、この時代(室町時代)からさらに下ること江戸時代(寛永寺版大蔵経)らしく、「まじか…ほんとにめちゃ時間かかったんだな…」ってなった。
ていうか、シンミ和尚普通に煩悩の塊で、観てて😐というお気持ちだった

音楽と風景が綺麗で素敵だった。
個人的には、もう少しカヤグムの音色とか全面に出した音楽だっだら嬉しかったが、あれはあれで。
そしてソンガンホは老いる演技お上手。
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