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糸のriのネタバレレビュー・内容・結末

(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ふう。
涙が出るところはあったけど、なぜかすっきりしない。
苦しい。もやもや、ぼやぼやする。

一番グッときたところは、中学生の葵が母親に抱きしめられると思ったところで「その(怪我した)目は転んだってことにしなさいよ」と囁かれ、怒りの表情で大人たちを振り払って走り出したところ。
今まで、感情を押し殺したような感じだったし、どこかで親の愛情を待っているような印象もあったのに、自分を持っているようなところを見れて、よかった。漣と引き離される悲しみとかじゃなくて、葵の強さが見えたところに、グッときた。

キーワードのように、所々で口にされる漣の、「大丈夫?」
あんな素直な言葉、良すぎる。

葵と漣の物理的なすれ違いもあるし、良いとき、苦しいときの明暗というか、二人に起こる出来事もすれ違っていて辛かったなあ。
実際にあること(ありえること)だし、でも激動といえば激動だよなぁ。
切れない糸ってあるんだな。あってほしいし。
繋がってる人って、いると思うんだよなぁ。
何年ものなかで、何度か会えているのもいいし、また巡り会えて、ちゃんと手を握れて、よかったね。

「泣いている人や、悲しんでいる人がいたら、抱きしめてあげられる人になって」


途中途中、聞き取れないところがあって、なんか大切なセリフ言ってたんじゃないかなあ…とか思う。

あと、どんぐり。
こっちで普段あんまり見ないようなのだったので、おお と。
ナラ系?
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