ねこまるキャット

音楽のねこまるキャットのレビュー・感想・評価

音楽(2019年製作の映画)
3.6
『不良』×『音楽』
楽器も触った事ない不良達が、バンドを組んで地元の小さいフェスに出る映画。

ジャケットでも分かる通りアンニュイな作品です。
「なんかよく分からんけど引き込まれた」
大抵の人がそのような感想になるかと思います。

普通のアニメの5倍ぐらいの間を空けて言う台詞。
何を考えてるか全く分からない主人公をクローズアップして"こいつ何喋るんだろう"と期待させるだけさせてきます。

正直これが良いのか悪いのかもよく分かりません。

音楽も、演奏という演奏をしてる訳ではありませんが、なぜか悪いとも言えないし、別に良いとも言えない。

「なんかよく分からんけど引き込まれた」

これに尽きます。

70分と短尺作品なので、実写の動きをトレースする"ロトスコープ"という手法を堪能する目的だけでも、良いかもしれません。

上手く言葉に出来ない"青春映画の良さ"もしっかり味わえるので、未鑑賞で興味があれば是非🐈