なんなんだこの映画…
パラサイトよりよっぽど先の展開が読めなかったぞ…
全編通してめちゃくちゃオフビートなコメディで、でも時々唐突にアーバンギャルドな表現になるもんだから、
さっきまで笑って見てたのに次の瞬間には口あんぐりとスクリーンを見る羽目になる。
なんなんだこれは。
個人制作的な作り方で7年かかったっていうのも納得の作画量でそこはもう納得せざるを得ないんですケド、
時々笑っちゃうくらい露骨に一枚絵で尺稼いでる時もあってそれも楽しい。
(ひったくり捕まえてるのをボーッと見てるシーンとか、ケンジが何かいう前にタメをつくる場面とか)
で、こんなヘンテコリンなキャラデザなのに、
それぞれのキャラクターにちゃんと愛着が持てるのが素晴らしい。
僕はアヤと太田が好きでした。あと森田。
そしてやっぱりラストのライブシーンはもう圧巻というしかないっすよね…
いろーーーんな作画法を数珠つなぎでバラバラバラバラーーーッてみせられて、
映像の土石流。
映像体験としてとにかく最高でした。
次回作は2027年かな?
岩井澤監督、待ってます。