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猿楽町で会いましょうのShoのレビュー・感想・評価

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)
4.0
ラブストーリーじゃなくてもはやホラーやん、、、

駆け出しカメラマン小山田(金子大地)が読者モデルのユカ(石川瑠華)の写真撮影をすることで2人の距離が縮んでいき、、、

ナイト・オブ・ザ・リビングデッドのTシャツを着ていた小山田にうんちくをたれるユカ。
嬉しそうにする小山田。
すでにここで自分もユカに惹かれる(はい、バカ)

だって初対面の相手が、好きな映画や好きなバンドの物に反応してきたら嬉しくなるじゃないですか💦

超余談:ボクのスマホはバンドのシールだらけなんですが、先日女子高生に「○○(バンド名)好きなんですか?」と声をかけられ、立ち止まって話をしていた時は途中で我にかえって気まずさを感じたことを報告しておきます笑
※はたから見たらパパ活の図

で、本編。
出会った初日に家に来る。
※出会った初日に異性の家に行くな💢

「何もしませんよね?」
「着替え借りてもいいですか?」
内心は小山田同様ニヤニヤ案件( •´∀•` )
(はい、バカ②)

結局その日は(ほぼ)未遂に終わ
ります。
で、(ストーリーの核はここじゃないと思っているので書いてしまいますが)2人は付き合います。

と、開始20分ぐらいまではニヤニヤラブストーリー
の装い。
その後はずっとホラー。

ネタバレになってしまいそうな部分を伏せながら書くと、
ストーリーの組み立てが上手いです。
それによって、そうそうに様々なことが繋がります。
「そういうことだったのか」
「だからあんな発言を」
「あの行動にはこんな意味が」

とりあえず、金子大地演じる小山田に情がうつりました。
彼の行動や決断に、何度もバカだなぁと思いながらも決して他人事には思えず。
「分かる、分かるぞ小山田、、、(´;ω;`)」

そして、ユカ演じる石川瑠華。
ほぼ新人とは思えない自然な演技(素?)
役にピッタリな表情の数々
アレは小山田じゃなくても、少なくてもボクは一緒にいたら彼女に惹かれます。
結構カラダも張ってます(ごちそうさまでした)

こういう女性に惑わされない強靭な精神力をお持ちの男性がいましたら弟子入りさせてください。

ユカのスクールの友人久子役の小西桜子も良い立ち位置。
芸能界にもこんな人いるんだろうな。

北村(柳俊太郎)、こういう自分勝手なモテ男いるいる。でも需要があるから異性関係が途切れないという世の中の不条理。
柳俊太郎って観る作品いつもこんな役な気が?

簡単な感想を書くなら、
「バカな男」
「(一定数いる)こういう女子怖ぇぇぇ」
結局こんなところです。

ちょっと変化球な角度の恋愛模様が観たい方はおすすめします。

自分って周りから見たらどんな人間なんだろ、、、

くぅ、、、都会の闇、、、
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