このレビューはネタバレを含みます
フリーの写真家小山田は読者モデルの卵、田中ユカの撮影を頼まれる
よくあるエモい恋愛映画と思って観ていると…上京した女性が搾取されるグロテスクな構造が出てきてそれから観ててずっと辛かった。chapter2からここまで物語が一気に変貌するのはめちゃくちゃ面白かったけど
嘘をつき続けることで自分を見失ったような、初めから何もやりたいことはなかったんじゃないかと、ユカの面接が不覚にも胸に刺さってしまった。
ユカをバイトに誘った久子は割り切っているというかこの構造自体を受け入れて計画的に進んで対照的に描かれている。
久子や小山田が売れていく姿を見るとなぜ自分だけずっと同じところにいるんだろうってなるよ。最後あの家を飛び出してユカはどこに行ったんだろうか
深夜バスで上京、大きな声に怯えるなど色々あったんだろうなと想像してしまう
ヒロイン石川瑠華さんが本当に凄くて、これから出演作はチェックしようと思いました
2023年211本目