まる

いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46のまるのレビュー・感想・評価

2.0
乃木坂46は異常に仲が良い。
だからこそ卒業は一抹の寂しさと葛藤が生まれる。

西野七瀬の大きな存在の卒業において西野自身の心情と次世代を担う齋藤飛鳥が西野の卒業発表後の変化を主軸としているが、卒業というテーマが一貫しているかはいささか疑問が湧く。

前作の『悲しみの忘れ方』はアイドルの階段を登る様を登場人物を絞りながらも腹割っている人間味が溢れたドキュメンタリーでしたが、本作の再構成したドキュメンタリーは卒業というテーマでありながら多くのメンバーがフォーカスされておらず残されるメンバーがどのように卒業という者に対して感情を抱いているのか分からず仕舞い。

結局、乃木坂を知らなかった監督視点の映画なので心情が多めで撮りたいように撮っている。多くの事を未解決のまま放ったらかし散らばったパーツを無理やり卒業という二文字で落とし込もうとしている。

評価する点では、「帰り道〜」のシーンは残された時間を演出した好きなシーンです。
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