全く無名な作品だがイタリアで賞を獲ったということや、あらすじを見て興味が湧いたので鑑賞。邦題もジャケットも官能映画っぽいし、割と序盤でエロいシーンが出るが、ボカシだらけだし、それほど大したことはない。
ヒロインがアラフォーという年齢でかなり年下男がお相手、ということで、ロマンティックな感じもしない。
主演のジョヴァンナさんはジョディ・フォスターをふっくらさせたような感じで、女らしさより力強い感じがする。
役柄も検視官という男っぽい仕事だし、髪型は短く、ふっくらしててスタイルも良いわけでない。
一夜を共にしただけで年下男にかなりの熱の入れようにちょっと引いてしまう。そこからはサスペンス的展開だが、全く訳わからない。
まあ、結論から言えば、設計はよかったが、上手く構築出来なかった、かなり歪な建物、と言う感じで‥。
ただ、舞台のナポリが、いい。
かなり高い所にある古いお店からのナポリの眺めの素晴らしさ。
美術館や石畳の街角、ナポリの明るい風景に目を奪われる。
複雑な過去も絡まって、真相が良く分からないまま、ポカーンで終わる。
まあ、景色を楽しむと割り切るしか、良い所はないかもね。
