daruma

夏、至るころのdarumaのレビュー・感想・評価

夏、至るころ(2020年製作の映画)
3.8
池田エライザ監督に惹かれて。
エモ系に分類される感じかな…?

冒頭に「ぼくらのレシピ図鑑」と出たので、「?観る作品間違えた?」と思ったのですが、このシリーズの一作という事なんですね。『日本全国の自治体と組んで「食」「高校生」「地域」をキーワードに、地域発映画として制作』される青春映画制作プロジェクトらしいです(wiki調べ)。
なるほど!めちゃくちゃ納得…だからピクルス!あと、食事がいかにも美味しそうに映ってるシーンがあった。

ご当地モノなのかな?と思ったんですが、これも納得。
風景はかなり綺麗です。煙突が素敵。地名を何度か台詞で繰り返していたのですが聞いた事がない所で、どこなのかな…?と思ってたんですが、エンドロールで福岡と解りました。高良健吾さんが出てるから熊本か!?と一瞬思いましたが、九州繋がりかな?

エライザちゃんが福岡出身なんですね!(ご当地モノ感は最初から醸し出していたので、きっと縁があるんだろうな…とは思いながら観てました)
wikiを今見ていて気付きましたが、エライザちゃんはフィリピン生まれなのか!!(なるほど、これも納得)

役者さんは全然知らない状態で観たので、倉悠貴くんか!(結構好き)
絵になる人です。^^
お友達がずっと松澤匠さんに見えていたんですが、違いました。。(そうだったら年齢が上すぎるよね…苦笑)でもちょっと似てた。

リリー・フランキーさんがおじいちゃん、でいいのかな?
TheCoversしか浮かばなかった(笑。エライザちゃんが以前アシスタントしてた)
でも、演技は圧倒的過ぎました…
子役ちゃんがちょっと稀にみる微妙すぎる演技なんですが(苦笑。すみません)、それを一瞬にしてかき消す凄さ。
そういえば、リリーさんも福岡ですね。

個人的には高良健吾さんがすべて持ってった!!
メガネの高良健吾さん、どストライクすぎた…^^

観る前に脚本が下田悠子さんだということを知って歓喜したのですが(!ドラマをいくつか観ていてフィルマもFanに入れています^^ぼくは麻里のなかは原作あり(押見修造)ですが、青と僕が最高)、本作はぶっちゃけ、普通だったかな…?原案がエライザちゃんみたいなので、かなり骨子があって脚本に起こしただけなのかもしれません。どちらかというと「このシーンが撮りたくてこういう設定にしている」という感じが強かったかも。
冒頭に書いたエモ系というか、何者にもなれないというようなテーマは良かったんですが(この脚本家さんお得意!)、ちょっと惜しかったかなという感じです。

でも、ご当地モノとしてはかなり成功していると思います。

タイトルの出方が素敵(カッコよ!)

(GYAO滑り込みで観たんですが、アマプラにあったんですね…今、このレビューを書いて気づいた。。)
daruma

daruma