米若、虎造、伊丹秀子の三大浪曲師が競演する浪曲映画の傑作と呼べる一本。超豪華すぎて凄い。三益愛子×松島トモ子（子役時代から演技うますぎわろた）と星美智子の親子愛で泣かせにかかるだけじゃなく伊丹秀子の声節はさらに情感を締め上げるから参った。また寿司屋で若手女優たちが虎造の真似して浪曲披露するの笑いのピーク、センスある。デビュー仕立ての小林桂樹も安心の包容力で星美智子を悟すの良い役どころ。ラストの雪景色は吉村センセの美意識かグッときた。セカンド助監に山崎徳次郎のクレジット見逃さなかった。

浪曲映画祭2020

• #mingo2020

企画上映にて。
浪曲映画は多々あれど、浪曲師ではなく曲師(三味線の伴奏者)が主人公のものはかなり珍しいとのこと。
お話としてはよくある母娘ものでしたが、後半はテンポ良く、王道の泣ける要素もあり楽しめました。
父親があれしたところとか、ちょいちょい急すぎて「え！？」と思うところもありましたが。

こういったイベントでなければまず見なかったであろう作品なので、よい思い出になりました。

現代からみると、ツッコミどころがね、たくさんあったんだけど、単純に展開が早くて面白かったと思う。

とりあえず電車の間から人が落ちて死ぬ場合は列車の検査しなおした方がいいと思う。
あと花嫁さん雪の中庭に立っちゃだめ…お振袖が…笑
そういうことじゃないね。笑

あと顔へのズームイン×4とかそういうモンタージュがすごくて、時代を感じたんだけど、顔の表情で魅せられる演技力があったということだな…。

松島トモ子さん、天才子役じゃん…と思ったんだけど、どうしても脳裏をかすめるライオン…笑

浪曲のお話、興味深かった！！

• #2021映画館記録