緑

サウラ家の人々の緑のネタバレレビュー・内容・結末

サウラ家の人々(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

予告編でおもしろそうと思い、
カルロス・サウラの作品も本人のことも、
本作監督もなにも知らないまま鑑賞。

途中で監督が出てきて言い訳がましく
なぜこういうことになっているかを語るパートが
自分には徹底的に合わなかった。

中盤に届くか届かないかくらいで寝落ちしたが、
サウラ監督なり本作監督なり
どちらかのファンなら楽しめるものなのだろうか。
過去を語りたがらない人から
子どもたちと対話させて家族との関係や思い出を
聞き出そうとする試みはいいとは思うのだけれど、
のらくら逃げられっぱなし。
起きて観ている間はやけにスタイリッシュなスタジオや
サウラ監督の作業部屋と思しき場所で
空虚な会話が繰り広げられるばかり。

自分が寝てしまった後半になってから
なにかのきっかけでサウラ監督が饒舌に
いろいろ語り出した可能性は否定しないが、
前半を観て思ったのは、
立てた企画を捨てる勇気は
作品を作り上げる努力以上に大事だということ。
緑