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スターフィッシュのowlマンのレビュー・感想・評価

スターフィッシュ(2018年製作の映画)
3.5
友人グレイスを失ったオーブリーは、
失意の中彼女の家へ忍びこんだ...翌朝目を覚ますと“怪物”が歩き回る世界となっていた...

思ったよりもSF色が強くて驚いた!!

“世界”を“自分自身”を救うために、
友人から託された“カセットテープ”を探しながら彼女の面影を探す小さな旅...壮大なストーリーなのに、一番身近で遠くへ行ってしまった友人への気持ちを探す青春映画のように感じました。

友人の残した“カセット”から流れる音楽も本当に良かった!“カセット”ながらのアナログ感、音楽の中へ“トリップ”するような映像もエキセントリックで好きでした...“音楽”は未知の世界へのワープホールなのかも!

細かい部分は複雑(わたしの理解が追い付かないだけ...)なので、“?”なところも正直ありましたけど...でも、どうしてだろう...?不思議に“心”にそっと響くような映画でした。

街を闊歩する“怪物”も様々で良かったです、大きなモノからチュパカプラに似たモノまで様々...怖いとかではなく...どこかもの悲しさ・儚さがある“怪物”に思えました。


海中にいる“ヒトデ”は海面に映る“星”を自分に似ていて、時には自分を照らし、寄り添ってくれる存在と感じていたけど...本当はもっと遠いところで光ってる存在だと知ることはない、いつも存在して当たり前だけど“星”だって消えてしまう...“友達”の存在もそうかも知れない...

何度か観て、音楽や内容をもって感じてみたいと思います!
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