刺さらない人も多いだろうな。
ストーリーも良く分からないし、説明も多くない。
日本人とイギリス系アメリカ人のハーフである親友のサヨコさんを癌で亡くされた監督の体験をもとに作られた映画。
この映画の制作が監督のグリーフケアだったのかな。
身近な人の死を受け入れ、乗り越える癒しの映画なのかと思いきや、単純にそういうことでも無いかなと私は思った。
ただ、それは観た人が思ったように受け入れればいいと思う。
公式サイトの監督のインタビューも読んだけど、別に決めなくていい、曖昧でいい、不確かでいい。世の中なんてそんなものの方が多い、みたいな感じがとても私は良かった。
映像も美しいしエモーショナルで、監督の、グレイスの、オーブリーの人生の旅路の心象風景みたいなものを覗かせてもらっているみたいで良かった。
音楽もいいね！
サヨコさんの影響もあり、元々なのもあり、監督はとても日本の文化がお好きなようで、なんとなくそういうのも好感が持てたし、監督のサヨコさんへの愛がとても伝わってきた。
