ありめろん

ルクス・エテルナ 永遠の光のありめろんのレビュー・感想・評価

3.4
サンローランのクリエイティブディレクターが企画したプロジェクトの一つとして制作された本作、
ギャスパーノエ監督らしいというか、そりゃカンヌで賛否両論巻き起こるわ。
アートムービーとして見れば目新しく斬新だし、フランス映画らしくちゃんと嫌な気分になれる。
私は面白くて好きだったけど、全く受け付けない人がいるのも納得がいくな〜。笑

冒頭で入る、ドストエフスキーの「てんかん発作の直前に得られる恍惚の瞬間は、全生涯に値する」的なお言葉の通り、
終盤の苦しさの合間に、音と光に魅入られて一瞬全てが飛んでいくような感覚があった。
良くも悪くもこんな映画観たことない。
たまにはこういうのも良いんじゃないかなとは思うけど!

というか、情報を入れずに見て本当にびっくりしたんだけど、
これはサブスク配信するなら観る前にちゃんと注意喚起いれとかないと駄目なのでは…?
とにかくピカチュウも裸足で逃げだすくらいのチカチカ💥と不快な電子音、
体調を整えてからの鑑賞をおすすめします⚠️


そしてなんと、キャストは本人役で登場!
本当に映画撮影の裏側を除いたドキュメンタリのように感じて、嬉しかった。
(あんなカオスな撮影現場、絶対嫌だけど)
シャルロットゲンズブールの色気の正体は何なのか?
けっこういい歳なのにスタイル維持してて、人妻のエロスと女神のような神秘さと、悪魔のような妖しさがあったよ。
すごい!
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