セガール幹事長代理

ルクス・エテルナ 永遠の光のセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

1.5
グダグダな映画撮影の現場で目がチカチカする話。

物語冒頭、女優2人によるあーでもないこーでもないという世界一どうでもいい世間話がノーカットで繰り広げられ、あれ、このどうでもいいやり取りどっかで見たことあるぞ、と思って調べたら監督は強姦映画で有名な大御所。もうprimeに400円課金しちゃったわ、と大きな後悔に襲われた。

光の演出が想像以上に酷く、気分が悪くなる云々の前に字幕が読み取り辛いレベルだった為、普段かけているメガネを外してグラサン→PC用ブルーライトメガネ→父親の老眼鏡→父親のハヅキルーペ→間違えて持って帰った3Dメガネと場数を踏んで、どれもしっくり来ないので結局裸眼で挑むことになり、一人でメガネ専門の露天商やってる人みたいな絵面になった。

「映画における芸術とは何か」みたいなメッセージを繰り返し問いかけてくるんだけど、その問いかけが視聴者に対してなのか、はたまた制作サイド自身に対してなのかは定かではないが、どちらにせよこの監督はろくな作品を作れないから、ぼや~っとした答えの無いテーマで撮影を始めて、始めたはいいけど見切り発車だからそのテーマを答えが無いなりに追求することもできず、まあなんか上手く説明できないが、面白い話の途中でストーリーの肉付けの方法を誤り、話が散らばって結局何言ってるかよくわからない学年一面白くないやつと根本が似てて可哀想になった。
世の中に仕事は映画関係だけじゃないし、もっと自分に向いてる仕事あるよ、話聞くよ、って気持ちになりました。

魔女狩りの設定なのに縛られて焼かれる女がテッカテカのボンデージなのは唯一のお笑いシーン。アダルティーなDVDを拝聴してるとたまに女子高生役の女がガーターベルトしてる時あるけど、あれに似たタイプの笑いです。何にでもTPOってもんがあるのです。

もしご覧になる予定の方は、先にyou tubeかなんかで予告のチェックしとくことをおすすめします。