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激動の1750日のyusukepacinoのレビュー・感想・評価

激動の1750日(1990年製作の映画)
3.3
山口組の四代目組長襲名による跡目相続問題に端を発し分裂した山口組と一和会の間に起こり、市民を巻き込むこととなるかの有名な山一抗争を真面目にかなり忠実に描く。
色の黒い中井貴一をメインに百戦錬磨の俳優達が脇を固め、陣内孝則や加藤雅也ら活きのいい若手も活躍する作り。
意外な展開とかはなかったが普通に面白かった。それだけにこれで終わりなんかいと思うラストが物足りない。
この頃の中井貴一は若くてまだ力不足。渡瀬恒彦の凄みと比べると余計目立ってしまう。渡瀬恒彦は長年の積み重ねでさすがと言える違いの差を見せつけてくれている。どの役者よりも声の張りがすごかった。
音楽や雰囲気含めて90年代っぽさのある映画だった。中条きよしや清水健太郎が出ているせいかVシネマの感じもあったかな。
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