全露ナンバーワンとか言われると、気が遠くなるような駄作ガーディアンズを思い出してしまう
しかし、このT-34は素晴らしかった
やってること、起こっていること、それに追随する登場人物たちのテンションは全くリアリズムもクソもないが、戦車の実在感そして登場人物の熱は半端ではない
回収した戦車の中に弾があることぐらい普通疑うだろうが、イェーガーさんは分かった上で放っておいていてそれでいてちゃんと驚きのリアクション演技をしていてもおかしくないキャラクターだなと最後に思わせてもらった
戦車対決のバリエーションは是非ご覧になってアレ良かったよな〜と堪能してください
なかなかの至近距離での早撃ち対決とか戦車でやるか〜
昨今一番美味しいCGの使い方してる
実際に走らせるときは本物使って、戦闘シーンでは臆面もなくド迫力CG
それぞれの良さを最大限活かしている
漢の中の漢映画
紅一点があっちゅーまに主人公ラブになるのは最高のご愛嬌で、そんなヒロインが漢たちの裸のキャッキャを「もう…漢ってバカね！笑」って感じで照れ笑いして顔隠すの今年一番の名シーンじゃないか？
クライマックス、「ここからはナチスとソ連の戦いではなく、オレたちの戦いだ」と言わんばかりのタイマンでスクリーンの前のオレたちの興奮もピークに達する
とにかくアツい、アツすぎるぞこの映画
気がついたらT-34の中にいたのかと思うぐらい汗だくになっちまうぜ
四方八方塞がれた末に選んだ脱出方法の潔さ、そしてその走り抜ける気持ち良さ
その弾で心を撃ち抜き、透き通った純真を思い出させてくれる素敵な映画
サイコーサイコーサイコー
