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シェイディー・グローヴのbowcatのレビュー・感想・評価

シェイディー・グローヴ(1999年製作の映画)
4.5
自分が居る意味?

ストーカー女子
何かを追い続けている人
相手のことを考えない人

世捨て男子
全てを諦めてしまった人
自分のことを考えない人

始まりは終わり
終わりは始まり

男にふられワインをラッパ飲み
適当な番号に電話しては
ふられたグチを話し出すイタい女

会社を辞めようと辞表を書く男に
その電話がかかってきた
その男(井浦新)がいい人で
親身になって話を聞いてやる

恋は一方通行じゃ、辛いだけ
恋したいなら、すればいいよ
辛いのは自分だけにしてね
他人まで辛くさせるのなら
愛することは、諦めてね
愛し合うのは、2人ですること

彼女の部屋に飾ってある森の写真
彼女はイヤなことが少しでもあると
あの森へ逃げ込んでしまいたくなる

🌳☎︎🌳🌳🌳🌳🌳🌳🌳🌳🤝🌳


望遠鏡で覗いているような森の映像
夢の中で朝靄の森を彼は歩いていた
そこに佇むのは王子さまを待つ彼女

生きてることって、不安だらけ
本当は違うかなんて、分からない
見たことだけを、信じるしかない

自分に都合のいいように考えても
自分の中だけでは生きていけない

青山真治監督、やっぱり音楽がいい
フィルム映画を観ている感覚
ストーリーはどんよりなのに
最後には鐘がたくさん鳴り響く
何故か気持ちいい時間

若かりし井浦新さん、新鮮です

天使の絵を燃やしてしまうのは…
何故?
青山哲学、やっぱり1回では分からない
何回でも観たくなる!
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