Naoya

アマンのNaoyaのレビュー・感想・評価

アマン(1995年製作の映画)
2.8
昔、流行病に苦しむ村を救った女神がいた。それ以来その村では代々女神を崇め続けられていた。インド映画。ある家族の少女の結婚を機に、養父母やその家族、呪術師からの悪質極まりない虐めが始まる物語。軸として〝神を信じるものは救われる〟という典型的な文句を、信仰を重んじられた内容を、2時間のインド映画で表したような作品。少女の元に女神様が現れ、神的に、精神的に、そして時には物理的に怒りを炸裂させる展開は神々しくもあり、禍々しいくもある。神様の無双ぶりは痛快でもあり、圧倒的でもあり、場面一つ一つが正しく神がかっており力強い。起承転結の連打で、壮大な女神の奇跡が描かれつつも、しっかりインド映画として歌やダンスもあり、その点も神がってます。女神を題材にした映画だが、2時間のホラー映画、サスペンス映画、ファンタジー映画でもある、強烈な印象を残す物語。
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