まんま、殺し屋のお話。
それがかっこいいと思っているのか、独特の(回りくどい)やり方でターゲットを始末する、裏世界ではなぜかブリキ男と呼ばれている初老の殺し屋アッシャー。あれ、標的が一軒家暮らしだったらどうするのか。
まあそれはさておき、そんな殺し屋がとあるアクシデントがきっかけで知り合ったバレエ講師の女性ソフィ。彼女の存在が、孤独なアッシャーに人の温かさと心の安らぎを与えてくれる。
アクションではなく、哀愁漂う静かなドラマ。地味と言ってしまえばそれまでだけど、ロン・パールマンのファンの方ならば観て損はないと思う。
ラストは、すべてが片付いたと見せかけて、もう平穏な日々は戻ってこないと言いたいのか。