鍋レモン

フェイクの鍋レモンのレビュー・感想・評価

フェイク(1997年製作の映画)
3.7
⚪概要とあらすじ
FBIの潜入捜査官とマフィアの男、生きる世界の違う2人の男の友情と葛藤を描いた実話に基づく感動の物語。

単身、NYのマフィア組織に潜入したFBI捜査官ジョー。ドニー・ブラスコという潜入名で街に潜伏した彼は、ある日レフティという男に出会った。彼に息子のように可愛がられ、さらに危険な世界へと導かれてゆくドニー。そしてレフティはドニーの出現に夢を見、再び人生を掛けるが...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“真実のラストーそれは美しい裏切りの瞬間(とき)。”

「裏切り者がいる」

⚪感想
実話を元にした作品。

潜入捜査がテーマの作品になるとやっぱり潜入捜査による家族との不和や正体がバレ殺されないかのひやひや、裏切るのか仲間になるのか。

内容は王道ではあれアル・パチーノとジョニー・デップの演技が良い。

アル・パチーノの吹き替えの野沢那智さんは最初は合ってないかもと思ったけど、マフィアのボスとかではなくてその下の手下、ほぼチンピラみたいな感じだったから合っていた。

ジョニー・デップは安定の平田広明さん。
髪の毛が下がって少し顔にかかったときのかっこよさが異次元。良い俳優さんだし、勝訴したらしいからこれからもまた色んな作品に出演して欲しい。

脚色がややありそうだけど切なさというかちょっと引っかかる感じの終わりが凄く染みた。



⚪以下ネタバレ



30万ドルの入ったカバンを渡しレフティをその世界から逃がそうと考えたドニー。ドニーのレフティに対する思いが感じ取られて切なくなった。

結局FBIが来てドニー、レフティは捕まり、釈放、ドニーが潜入捜査官であることが伝えられ、レフティは覚悟を決め殺されてに行くという。
アネットへのキスやドニーへの伝言、時計や身につけていたものを全て引き出しに入れ、それに気づくように少し空けておく、そして覚悟を決め部屋を出るレフティの一つ一つの仕草が罪深い。

⚪以下あらすじ(Wikipediaから引用)
FBI潜入捜査官ジョー・ピストーネは、かねてから連邦捜査局よりマークされていたマフィアの一員である“レフティー”ベンジャミン・ルッジェーロとの接触の機会をついに得る。

宝飾品鑑定の腕をレフティーに見込まれた事をきっかけに、ジョーは“ドニー・ブラスコ”と偽名を名乗り身分秘匿捜査に入り、レフティーはもとより、その取り巻きたるグループとも親密な関係を築き始める。彼らとマフィアの一員として活動する中で、末端から組織の中核に至るまでの全容を解明しつつ、潜入捜査は淡々と成果を挙げていく。連邦捜査局のバックアップにより、ジョーはグループ内で功績を示し始める。

そして、それまで自分のボスとしてきたレフティーを差し置いて存在感を放つようになり、身内のグループ抗争に勝利して新鋭の勢いを手にし始め、グループのリーダーであるソニー・ブラックにもその手腕を見込まれるまでになってゆく。数々の行動を共にし、私情を持つまでの交友を築いてしまったレフティーに対し、ジョーは潜入捜査官という真実と一人のマフィアという偽りの狭間で苦悩するようになる。

そして、運命の時が訪れる。

⚪鑑賞
サタシネで鑑賞(吹き替え)。

⚪パンフレット所持
鍋レモン

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