男にだらしなく、酒浸りな母
“エンジェル”と呼び娘エリーを可愛がるが
それはとても都合よく、おもちゃのようで
新しく男が出来たらほったらかしで…というお話
アメリカ的
“フロリダプロジェクト”
日本的
“誰も知らない”
ってところでしょうか。
色彩豊かな部分はフロリダプロジェクトっぽいけど
あちらは無邪気に笑う娘ムーニーで
友達もいたし、身近にいい人間もいたからよっぽどマシ!
こちらは”愛してるよ”といいながらネグレクトする姿に
3歳娘を8日間放置した事件を思い出しました。
浅はか過ぎて同情の余地もないですが
共通するところは考えが甘く、自分第一な所でしょう。
段階を踏んで悪化する
その過程で誰も止めてくれる人間がいなかった事。。
大好きなママの香水をつけて
自分を抱きしめるシーン
ママに子守唄を歌ってあげるシーン、
色々と印象的すぎてトラウマなりそ(;_;)
“子供はみんなお母さんの事が無条件に大好きで
何されても期待してしまうし、嫌いになんてなれないんだよ”
って使い古された言葉だけど
それが痛いほど突き刺さる一本でした。