楽しいモイモイ

犬王の楽しいモイモイのネタバレレビュー・内容・結末

犬王(2021年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

湯浅さんのアニメーションが好きで鑑賞。
微妙というか残念でした。悲しい。
以下メモです。


■良かったところ
・序盤の映像。美しくてエネルギッシュで期待以上に楽しかった
・アヴちゃん(初見)の歌声。アニメでこんなに熱量を感じさせるなんて、生で聴いたら相当力強いのでは


■微妙なところ
・犬王と友魚が出会うシーン以降
・「室町時代にロックフェスをやる」っていう思い付きがこの映画の全て?そこからの掘り下げが全然無いように思えた。能楽も犬王も平家の呪いも友情物語も扱いが雑で薄っぺらい気がした。
・能楽=古くて抑圧的なもので、それに対しての新しくて良いものがロック(完全に西洋ルーツの音楽とダンス)で良いの?????????
・犬王の体がどんどん「治って」行くのは、異形を否定しているように思えて悲しかった
・犬王たちのライブがアツくもなければ映像的に美しくもない。単調、冗長、詩が聞き取れずでノれない。全然斬新に見えない。ここが見せ場だと思うんだけど、ここが人を黙らせるほど圧倒的に良くないとお話の説得力が出ないと思うんどけど、アニメなのだからいろんなありえないことができると思うんだけど、全然良くなかった。期待しすぎたのかな、がっかりした。
・ロックが伝統を打ち破る、っていうのがそもそも昔ながらな気がして違和感
・師匠?兄貴?の死に方が雑
・ラスト、なんか諸行無常でざっくりまとめられてる気がした
・厳島神社の琵琶法師ライブのほうが圧倒的に美しく、犬王たちのロックフェスは幼く見えた。何かの皮肉??
楽しいモイモイ

楽しいモイモイ