さおゆ

犬王のさおゆのネタバレレビュー・内容・結末

犬王(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

魂レベルのニコイチ

友一と名乗ることを拒み、最期には友魚を名乗り、犬王と再開して友有とよばれる

この世を去り、魂のみになっても、犬王と共に"あった"証の名前(友有)で呼び合いたかったのだろうな、友有として犬王の名前を呼びたかったのだろうな

犬王は、友有が殺されるのが嫌で続けることを辞めた(自分の物語より友有の命が大事だから)

友有は、犬王が"あった"証である物語を語れなくなることを譲らなかった(自分の命より犬王の物語を語り継ぐこと、それができる唯一無二の「友有」として存在することが大事だから)

お互いを思っての自己犠牲、そこに保身は存在しないように思う

舞の前にこれが最後だと言った犬王と俺たちはここからだと言った友有、
現世ではこれが最後だしその後を思うとここからでもあったな


そして再会のとき、お互いが呼び合う名前がつく前の姿(手が長く、目が見える)に戻るのも良い


会えて良かったね
そこでようやく空に行って成仏したのか?
心残りはお互いのことだけだったということか
生まれ変わってまたロックして欲しいね


仲良したちはずっと仲良しでいて欲しい