大角賢聖

犬王の大角賢聖のレビュー・感想・評価

犬王(2021年製作の映画)
3.8
メモ
オープニングの、時間の流れに関する演出がかなり没入感があるものだった。ここで我々は観客として、現代から室町時代にタイムスリップする。
ロックミュージカルが演じられても見れてしまう不思議はここにあるのではないか。
独特の作画も力強く、大友良英の曲、アブちゃんの歌との相性は最高だった。森山未來も思いのほか良かった。
映画館の我々は、橋に集まる民衆と一緒に犬王と友魚の舞台の観客を目撃する観客となる。「見届けようぜ」という投げかけは画面を超えて響き渡る仕組みを持っていた。
大角賢聖

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