パピワン

犬王のパピワンのレビュー・感想・評価

犬王(2021年製作の映画)
3.8
時は1180年——室町時代
日本は平家と源氏に分かれ、大地は戦乱の炎に包まれた!
海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた…
だが!!人類は死滅していなかった!

「世紀末覇者犬王」ッッッ!!!
ヒャッハーー!!平家にあらずんば人にあらずー!!!
今回は世紀末室町能楽ロックな作品。
「犬王」のレビューをしていこうと思う!
97分映画。

能楽はびこる時代に、ロックでマッドマックスな革命者の犬王が、平家の散っていった魂から話を聞き、歌い語り、ロックフェスする作品!
映像美、演出、音楽からロックな魂を感じる楽しい作品!!
が!しょーじき内容はよくわからん笑
それもまた世紀末…映像と音楽、雰囲気を楽しみ、原始に還ろう…
(サムライチャンプルーを思い出す)

あらすじ!!
時は世紀末な室町時代。
壇ノ浦での戦いにて、平家と源氏の戦いに決着ッッッ!
歴史にある通り、源氏の勝利に終わる。

時は流れ、壇ノ浦の戦いから60年。
壇ノ浦の戦いで数多くの宝物が海に沈み、それらを潜り拾う漁師の集団。
ある日、失われた三種の神器を潜り拾ってくれと都の者に頼まれる。
了承した漁師と息子の友魚(ともな)は見事に拾いあげる。
箱の中にあった宝剣を引き抜くと、平家の呪いにより、父は絶命。
友魚は失明してしまう…

友魚は琵琶法師となり、同じく、琵琶法師の老人、谷一の弟子となる。
友魚は平家の物語を探し集めることを目的に旅をする。
すると、京の都では、琵琶法師が何十人も殺されるという話を耳にする。

時を同じくして、京の都。
瓢箪の仮面をつけた異形の子供がいた。
その子供は、醜さから父に嫌われ、犬と共に生活されるという酷い扱い。
父は猿楽の棟梁。
父が弟子に教える芸を見様見真似で覚える少年。

しかし、芸を覚えて踊る少年の姿はやはり、異形、怪物のようで、人々からは嫌われてしまう。
そんな中、目の見えない琵琶法師の友魚と出会い、2人は意気投合。
平家の魂から話を聞き取り読み取れる2人。

2人は平家の魂から話を聞き、それを歌にし、無念を晴らし成仏させていくことに!

しかし、革新的な2人の歌と踊りは、伝統的な能楽者から反感を買い、さらに幕府の人間からは平家の詩を統一したいという意思に反するもの。
友魚と犬王はどうなってしまうのかー!?

てなーーお話し!
しょーじき内容は雰囲気を感じる見方で、把握しきれなかった…笑
己の理解力、無知が恥ずかしい所存…

が!犬王、友魚の歌と踊りと演出がロックでめちゃ楽しい映画だった!
クイーンが犬王から着想を得たというのは有名な話し。(古事記にもそう書いてある)

再三に渡っていうが、内容はようわからん!
映像、演出、音楽が楽しい雰囲気映画!
合う、合わないの賛否が多くあるのは大変理解できる。
しかし、俺は楽しめた!
短いし、マッドマックス、音楽、ミュージカル、クイーン、映画「音楽」が好きな人あたりには刺さるんじゃねぇかな??

以上!!
音痴で運痴な不器用者のパピワンでした!
パピワン

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