犬王のShimazaakiのネタバレレビュー・内容・結末

雑感
こういうタイプのアニメ映画は、いままで観たことがないと思う。おもしろかった。途中まで混乱してたけど、だんだん慣れてきた。

主人公たちは、自分たちのどうしようもないもう「運命的な」コンプレックスを抱えているわけだ、もう「呪い」レベルでね。その呪いをどのように寛解していくか。監督は、音楽とか芸術によって、解脱ができるし、思い込みから自由になれると説いている。そして逆の場合も然りと。途中途中、自分自身達の呪いを解くためにやっていたことが、同じような呪いをかけられた人にもうまく効いてた、これが芸術の力かという具合に。
最後には、主人公たちの思うような平家物語をすべて表現できずに終了。監督は、この映画の中で、主人公たちの表現の魂を引き継いだわけだ、主人公達が平家の思いを継いだように。知らんけど。