テニス未経験ながら、独学で“ドリームプラン”なる計画書を作成し（しかも2人が生まれる前に既に）、実際にビーナス＆セリーナ・ウィリアムズの2人をプロテニスプレイヤー姉妹に育てあげた父親の実話。
私は大阪なおみ選手との対戦でセリーナの名前を知った、テニスは全くもってど素人で関心もそんなに無いです。
観る前は星一徹の様なお父さんをイメージしてましたが…
単なるスポ根モノでは無くて、アメリカン・ドリームを掴むまでのサクセスストーリーではあるものの、子育てに対する父親の信念、アフリカ系黒人としての人種差別問題、ビジネスとしてのテニス界の側面なんかも絡めて、テニスど素人の私も楽しめた。
特に、生まれる前から娘を信じて疑わず、更には自分自身のプランに対する揺るぎない自信はどこから来るのだろう。 周りの目や意見に左右されず決して信念を曲げない強い気持ちは羨ましくもあって、その頑固さに娘たちもよくぞ応えたもんだと感心感心。 そして貧困から抜け出す為に教育にも熱心で、テニスプレーヤーとして素晴らしいだけではダメだと人としてのマナーや謙虚さ、振る舞い方もしっかり躾けている。
子供が子供時代をしっかり楽しめるようにと考えている。 破天荒だけど感心したり共感できる部分も沢山あった。
ウィル・スミスの熱演も素晴らしかったし、妻と娘たちを演じたファミリーもコーチも皆んなが素晴らしかった。
