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ドリームプランのliamのレビュー・感想・評価

ドリームプラン(2021年製作の映画)
3.7

監督は「ジョー・ベル 〜心の旅〜」のレイナルド・マーカス・グリーン。出演は「自由への道」のウィル・スミス、「クラーク・シスターズ -First Ladies Of Gospel-」のアーンジャニュー・エリス、「Fast Color」のサナイヤ・シドニー、デミ・シングルトンなど。

ビーナス、セリーナ・ウィリアムズ姉妹が生まれる前、父のリチャード(ウィル・スミス)は優勝したテニス選手が多額の小切手を手にする姿を見て、子供を最高のテニス選手にすることを思い立つ。自身はテニス未経験だったが独学で指導法を研究し、世界王者を育てる計画書(ドリームプラン)を作る。治安の悪いアメリカ・ロサンゼルス郊外コンプトン市の公営コートで、彼は周囲からの批判やさまざまな困難を乗り越えながら、娘たちを史上最強の選手に育て上げていく。

テニスをやっていない自分でも知っているウィリアムズ姉妹が、素晴らしい父親に支えられていた事は知らなかった。
勿論2人にもかなり才能があり、信じられない努力をしたからこそなんだけど、やはり偉大な人物の裏には、素晴らしい親が必要なんだという事が分かる。

夜は仕事をして、昼は練習に付き合うのは相当ハードだろう。危険な地域に住んでいるにも関わらずそういったハードルを乗り越えて育て上げたのは立派。また練習だけではなく、勉強もしっかりさせていたので、娘達は相当忙しそう。
ただ側からみたら成功しなかったら、相当な毒親と見られるかも。笑

予想通り周囲からはかなり叩かれていて、個人的にも疑問に残る対応がある。正直管理しすぎだし、こだわりすぎる傾向がある。また好き勝手にやりすぎるところもある。

この育て方には賛否がありそうたけど、最終的に偉大なテニスプレーヤーが育ったという点では成功なのだろう。

偉大な娘を育てた父親の映画。
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