このレビューはネタバレを含みます
アカデミービンタ事件の影響もあってか、なぜか気持ちがのらず後回しにしてたがずっと心残りだったので鑑賞した。
序盤は、父親の姿勢が子どもを想ってというより、どうも自分の為に感じられて良い気はしなかった。所有物のように扱ってない？子供の意志じゃなく強要では、とも思えたけど、そういう風になる所以は黒人として生きる立場の厳しさも背景にあるんやね、と複雑な心境。ワンマン主義で、家族であっても周囲に聞く耳を見せないやり方は傲慢なのか、それとも信念があると言えるのか...すごく危うくもあり、ハラスメント気質を後ろに感じて個人的には気分が悪くなったり🫠
少なからずの違和感を抱えたまま見進めたのですが、特にエンドロールで実際の映像とご本人登場、かつビヨンセの音楽が流れたところではいとも簡単に感動しちゃったな...
意外だったのが、セリーナの話がメインなのかと思いきや、ほとんど姉のヴィーナスにフォーカスしてたこと。妹が有名すぎて(大坂なおみとの対戦の記憶のせいもあるかな)恥ずかしながら姉の存在を今回初めてちゃんと認識した。黒人女性プレーヤーとして姉妹で後進の道筋となったその功績、これが讃えられるべきであることは間違いない
