御朱印帳

生きるの御朱印帳のレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
3.8
大学のフランス語の授業の時に先生がサボりたくてこの映画を見せてくれたのが初めて。何度見ても味わい深い。

志村喬がブランコに揺られながら歌うゴンドラの唄がまさにモチーフになつている。

元は大正時代の歌謡曲。

(R5.4.14 再鑑賞、追記)
カズオイシグロのリメイク版を見る前に復習のため、何十年ぶりかで再鑑賞。
カズオイシグロは1950年代の日本映画は素晴らしかったと語っていたが、構成、音楽、生と死、陰陽、親と子などを浮き彫りにする含蓄に富んだセリフ、改めて見ても確かに素晴らしい。制作されてから70年を経ても完成度が高いので色褪せない。まだ見たことがない人は見てほしい。
カズオイシグロがリメイク作の宣伝のために数多くのマスコミのインタビューに応じていたので、「生きる」の解説にもなつている。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2023/03/story/20230307living/
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