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生きるのteriyakiのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
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お役所勤めの寡黙な主人公が癌を告げられ、自分のこれまでの人生と生い先を考える話。ゆったりした前半から徐々に変化する展開。歳をとってまた観たい。

先にイギリス版を観ていたけれど、あっちは丁寧にオリジナルを踏襲したんだなぁと感じた。イギリス版の主人公は気弱ながらもスマートな印象に対して、こちらの主人公は歯切れの悪い話し方、ギョロリとした目に不器用さからこの人何考えてるんだろうという不気味さを少し感じた。
そんな彼と、貧乏な時代の日本の空気も相まって侘しさを感じる映画だった。

日本版では葬式のシーンであーだこーだ言う外野が本当に長いしうるさいのは少し笑った。
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