市役所の市民課長である渡辺は仕事への熱意も冷め山積みの書類に判子を押す毎日。
ある日、自分が胃癌に侵されていると知り、残されます余命をどう生きるかを模索し始める。
「生きる」のリメイク版を観る前に、オリジナルは観るべきと感じ鑑賞。
妻を早くに亡くし娯楽を知らず、黙々と仕事だけを真面目にし生きてきた。
あらゆる娯楽を試してみるが、楽しさを見出す事が出来なかった。
渡辺らしい、やりがいを見つけやり通した事が後半、振り返る様な形で流れる。
1950年代の古い映画だけど、テーマとしては現代も同じ。
人はそれぞれ価値観も違うし、何が楽しくて幸せかというのも違う。
私もいかに笑って生きていけるか、また「笑って死ねるか」と言う事を考えさせられた。
志村喬さん、良いですね。
黒澤明監督作品