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生きるのmisuzuのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
3.8
以前テレビで、失うものが何もない老人が起こした事件のニュースを見た。
死が迫り、もうのちの人生を気にしない者ができる行動は、無敵であると話していた。
その無敵ゆえの行動は善にも悪にも働けるんだろうな、渡邊さんは善に走ることができたんだなと思いながら鑑賞した。

昔の映画の演技はやや演劇チックなのかな?過剰さが心地良くもあり、心情を読み解きやすいと同時にやや人工感もあり。時代物として面白く鑑賞できた。

とよさんは最初今の時代の美人とは少し違う人だな、と思いながら見てたけど、何が起きてもケラケラと笑う姿は男の人を幸せにするんだろうな、こんな女性が結局生涯過ごすと幸せなんだろうなと思ったり。

最後の歌も良かったけど、クラブ?で歌う姿が個人的には好きでした。



2024-34
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